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子どもと若者のセーフガーディングポリシー2022

コネクトシスターズ:子どもと若者のセーフガーディングポリシー

1.ポリシーの目的

 

私たちコネクトシスターズは、大きな夢を見て自分の人生を引っ張っていく力を身につけるという理念の基、女性自らが持つガンプションの引き出しを助け、挑戦する場を提供しています。プログラムを提供する者として、「子どもと若者のセーフが−ディングポリシー」を掲げ、参加者及び関係者にとって安全なプログラムの環境構築を目指す必要があると考えます。

 

子どもと若者のセーフガーディングとは、「組織の役職員や関係者によって、また事業活動において、子どもにいかなる危害を及ぼさないよう、つまり虐待・搾取や危険のリスクにさらすことのないよう努めることであり、万一、活動を通じて子どもの安全にかかる懸念が乗じたときには、しかるべき責任機関に報告を行ない、それを組織の責任として取り組むこと」(1)です。

 

日本は「子どもの権利条約」と呼ばれる国際的な条約に批准しています。この条約は、全ての子どもが暴力・虐待・搾取から守られる権利を保障しています。また、持続可能な開発目標(以下、SDGs)においても、あらゆる暴力や搾取を排除する、重要な目標と指標(目標5と16)が設定されています。

 

私たちは、直接子どもや若者たちと活動を行なう組織として、子どもと若者のセーフガーディングを約束します。


 

2.わたしたちのセーフガーディング(ことばの定義)

 

コネクトシスターズは、自分たちのセーフガーディングに対して、皆が共通の理解と認識を持てるよう、以下のようにことばの定義をします。

 

  • 子ども:18歳未満 (2)

  • 若者:15歳~24歳まで(3)(国連の定義)

  • 子どもに対する暴力:「あらゆる形態の身体的若しくは精神的な暴力、傷害若しくは虐待、放置若しくは怠慢な取扱い、不当な取扱い又は搾取(性的虐待を含む)(4)」

いじめ:児童生徒に対して、当該児童生徒が在籍している等、当該児童生徒と一定の人的関係のある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為(インターネットを通じて行われるものも含む。)であって、当該行為の対象となった児童生徒が心身の苦痛を感じているもの。なお、起こった場所は学校の内外を問わない。(5)

 (1)「子どもと若者のセーフガーディング最低基準のためのガイドブック」外務省2020年

(2)子どもの権利条約

(3)国際連合による定義

(4)子どもの権利条約第19条

(5)いじめ防止対策推進法

3.わたしたちのセーフガーディングで守られる人々

 

わたしたちのセーフガーディングは、みんなで子どもと若者を守る責任があると考え、以下の人々を対象とします。

  • 代表

  • 運営スタッフ

  • ボランティア

  • 参加者

  • 参加者の保護者

  • その他の関係者



 

4.セーフガーディングの取り組み(わたしたちの取り組み)

 

私たちのセーフガーディングを実施するにあたり、コネクトシスターズ代表はその監督責任を負います。また、セーフガーディング担当のスタッフも配置し、体制を強化します。


 

リスクの把握とその軽減策

コネクトシスターズの活動におけるリスクを前もって分析し、その軽減策をきちんと記録します。また、その活動に関わるスタッフ・ボランティアに、リスク分析と軽減策を共有します。

【表:セーフガーディングに反する問題や懸念事項のリスクレベル】

セーフガーディングに反する問題や懸念される案件に関する報告

もし、私たちのセーフガーディングに反する問題が発生した場合、また、懸念されることが生じた場合の対処と報告手続きを定め(以下の図を参照)、私たちの活動に参加する全てのひとと共有します。

【図:セーフガーディング懸念事項発生時の報告ラインとレベル別対応】

上記の図の通り、参加者自身(または、その保護者)やボランティア(ビッグシスターズ)から、コネクトシスターズのセーフガーディング担当へ相談・報告を受け、セーフガーディングチームがリスクレベル(上記の表を参照)を分析、決定後に、各レベルに応じた対応を行ないます。

人材育成と啓蒙活動

コネクトシスターズの一員として活動を共にする運営スタッフとボランティアは、選考時にセーフガーディングへの取り組みへの理解と賛同を条件とし、活動に携わるにあたって行動規範(添付資料参照)に同意します。また、さらなる理解とセーフガーディングの実施ために、定期的な研修を行います。

私たちは、活動を共にするパートナー企業や団体に対しても、セーフガーディングを共有し、取り組みへの協力を依頼します。


 

 説明責任

セーフガーディングに関する報告がなされた場合は、その経過と対処に関する記録を取り、情報取り扱いに十分注意をして保管します。事案に関する進捗、結果、教訓は、情報を共有すべき関係者に報告をします。

添付資料(1): セーフガーディングに関する行動規範(大人向け)

私は、コネクトシスターズの運営スタッフ・ボランティアとして、次のような行動をします。

  •  子どもや若者にとって、安全で安心できる環境づくりをします。

    • 子どもや若者の模範となる言動をします。

    • もし、子どもや若者の安全や安心を脅かす問題や懸念事項が生じた場合、規定通りに報告をします。 

    • コネクトシスターズの活動に関わるものとして、以下の行動をしません。

    • 子どもを殴る、蹴る、叩くなどの身体的な暴力をふるうこと。

    • 子どもや若者に対し、暴言を吐く、傷つく言葉を言う、その他差別と受け取りかねない言葉を使うこと。

    • 子どもや若者を無視したり、見下したり、疎外感を与えるような言動をすること。

    • 子どもや若者と性的・肉体的関係を持つこと。

    • 子どもや若者に対して、性的な画像や映像を見せる、性的な言葉を使う、性的な質問をする、性的なことを連想させる身振りを行うこと。

    • 子どもや若者による、暴力的(身体的・精神的)な言動、いじめ行為などを大目に見ること。

    • 子どもと密室で二人きりになること。

    • 子どもや若者が、虐待や暴力などのリスクがある状況や環境に置くこと。

    • 子どもや若者と、不適切・不可能な約束をすること。

    • 特定の子どもに対して、えこひいきや特別扱いすること。

    • 子どもがいる場所での喫煙(電子タバコも含む)と飲酒。

添付資料(2):セーフガーディングに関する行動規範(18歳未満向け)

コネクトシスターズの運営スタッフ・ボランティアとして、次のような行動をします。

  •  子どもにとって、安全で安心できる環境づくりをします。

  • 子どもの模範となる言動をします。

  • もし、子どもの安全や安心を脅かす問題や懸念事項が生じた場合、規定通りに報告をします。

  • コネクトシスターズの活動に関わるものとして、以下の行動をしません。

  • 子どもを殴る、蹴る、叩くなどの身体的な暴力をふるうこと。

  • 子どもに対し、暴言を吐く、傷つく言葉を言う、その他差別と受け取りかねない言葉を使うこと。

  • 子どもを無視したり、見下したり、疎外感を与えるような言動をすること。

  • 子どもに対して、性的な画像や映像を見せる、性的な言葉を使う、性的な質問をする、性的なことを連想させる身振りを行うこと。

  • 子どもによる、暴力的(身体的・精神的)な言動、いじめ行為などを大目に見ること。

  •  子どもと密室で二人きりになること。

  • 子どもが、虐待や暴力などのリスクがある状況や環境に置くこと。

  • 子どもと、不適切・不可能な約束をすること。

  • 特定の子どもに対して、えこひいきや特別扱いすること。

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